まずはガラスが熱割れする原因を知りましょう。
ガラスの熱割れは、日射がガラスにあたった時のサッシとガラスの温度差で発生するガラスの応力ひずみが原因で発生します。
強い日差しにさらされた窓ガラスは、特にサッシから遠く離れた窓の中央部分のガラスが熱くなりやすいのに対し、サッシの中に閉じ込められたガラスの端は日が当たらないので冷たいままです。そしてガラスの中央部分は熱膨張しようとするのに対して、ガラスの端はあまり膨張しないので結果としてガラスの端に歪み(熱応力)が発生して、ガラスが耐えられなくなるとガラスが割れてしまいます。つまり、窓にはめ込まれたガラスの中に大きな温度差が発生してしまうと熱割れを起こしてしまうのです。
例えば、ガラスが熱割れを起こす場合の主な原因は、次の9点になります。
(1)日差しが強い方角に向き、ガラスが熱くなりやすい窓ガラス
(2)建物などの影が複雑な形でうつっている窓ガラス
(3)ガラスに色がついていて、ガラスが熱くなりやすい窓ガラス
(4)ガラスが大きかったり、複層ガラスになっていてサッシとの温度差が大きくなりやすい窓ガラス
(5)窓の近くにブラインドや家具等があって、熱がこもりやすくなっている窓ガラス
(6)ガラスの一か所に冷房や暖房が直接当たっている窓ガラス
(7)ガラスに濃い色の装飾やポスターや貼られている窓ガラス
(8)建物の構造上、サッシに荷重がかかっている窓ガラス
(9)ガラスの表面や端部にキズが入っている窓ガラス
【 熱割れリスクの診断式 】
たくさんの要素が複雑に絡み合って発生するガラスの熱割れというトラブル。実は、そのガラスが熱割れしそうかどうかを予測する熱割れの診断式があります。
その基本形はこんな式になります。この不等号式が成立すれば、ガラスは熱割れを起こさないと予想されます。計算式を理解すれば、諦めていた窓ガラスの遮熱化の方法が見えてくるかもしれません。
熱割れリスク計算ってどうするの?
熱割れしにくいフィルムってあるの?
熱割れしやすいガラスの原因を探ってみよう!
熱割れしやすい窓ガラスと言えば、網入りガラス、着色・熱反ガラスと複層ガラス・Ecoガラス。
これらの窓ガラスが熱割れしやすいのは、それぞれに特有の理由があり、それぞれに適した対策があります。
網入ガラスはナゼ熱割れしやすいの?
網入ガラスが熱割れしやすいのは、ガラスの許容熱応力が低いからです。だから、網入ガラスにフィルムを貼るときは、ガラスが熱くなりにくいフィルムを選ぶ必要があります。フィルムの日射吸収率を良く確認して、熱くなりにくい熱線反射型フィルムを選びましょう。
着色ガラスはナゼ熱割れしやすいの?
着色ガラスや熱反ガラスが熱割れしやすいのは、ガラスの日射吸収率が大きいからです。こんな場合、フィルムを室内から貼付すると熱割れリスクはますます高まってしまいます。 着色ガラスの交換ができない場合は、ガラスにあたる日射を減らす対策が重要です。
複層ガラスはナゼ熱割れしやすいの?
Low-E複層ガラスの外側のガラスは夏場、強い日差しと暑い気温の両方の影響を受けとても熱くなります。外ガラスの外側にフィルムを施工すると熱割れする可能性が高まり、普通の遮熱フィルムを室内側に施工しても遮熱効果はあまり期待できません。
私たちiPASTにお任せ頂ければ
あなたの状況に合わせて対策をご提案致します。
現地調査
熱割れ対策は、熱割れする原因となりそうな原因の調査から始まります。フィルム施工したい場所に立ち、熱割れを引き起こしそうな原因を探します。原因が特定できたら、熱割れの本質的な課題を考察し、お客様と一緒に対策方法を考えます。
熱割れリスク診断
熱割れする原因が明らかになれば、どの程度の熱応力が発生しそうかを計算します。また熱割れリスクを最大限下げることができるように、材料選定や施工法、その他の改善方法も検討して、ワンストップでご提案致します。
関係者へのご説明
テナント様が窓ガラスにフィルム施工される場合、事前に管理会社様へのご説明が求められることがあります。弊社では、お客様の御要望に応じてご同行させて頂き、ご説明を代行させて頂くことも可能です。
改修工事
最初の現地調査から熱割れリスク診断、材料と工法のご提案から、施工管理までの全てを、建築施工管理技士の資格を有した御社専任の担当者が一貫して行うので、安心して工事を任せて頂けます。
こんな方々からご相談を承りました!
ご相談は、いつでもご遠慮なくお申し付けください。
ガラスの熱割れでお悩みの方は、遠慮なくご相談下さい。
今ならWEBによる無料相談を受け付けております。(予約制です。)
具体的なリスク診断をご希望の方は、下記から申込書をお送りください。
日程を調整させて頂いた上で、詳細調査を行わせて頂きます。
WEBによる無料診断
まずお話を聞いてみたい方は、WEBによる無料診断がお勧めです。スマホのカメラ機能で現場を拝見させて頂きながら、熱割れリスクの原因をお客様と一緒に探ります。
現地調査による詳細診断
フィルムを施工したい場所にご訪問させて頂き、熱割れし得る原因を探します。熱割れリスクが確認されたら、その本質的な課題を取り除く方法をご提案致します。
その他お困りごとのお問い合わせ
その他、ガラス周辺でのお困りごとがあれば、なんでもご相談下さい。私たちも万能ではありませんが、お客様と一緒にその問題の解決に取り組めれば幸いです。
今なら、WEBによる無料診断行っています。
ガラス装飾も熱割れの原因になります!
窓にガラス装飾を施すと、そのインクが日射を吸収し、窓が熱割れする可能性があります。
窓の環境を整え配色に気を付ければ、ガラスの熱割れを予防できますが、特殊な日射調整フィルムを外貼施工する事でも、熱割れリスクを予防できます。
色によって日射吸収率が変わります。
例えば4色プリントの場合、インク1色で表現できる色であれば、その日射吸収率は基材+20%で収まりますが、インク2色で表現する色ではその日射吸収率が、+35%になる可能性があります。
黒を加色するとリスクが高まります。
黒を加色すると、日射吸収率が急増し、結果として熱割れリスクも急増します。濃い黒色の日射吸収率は基材+80%まで上昇するためガラスがいつ熱割れしても不思議ではありません。
白を裏打ちするとリスクが上がります。
白を裏打ちすると、インクを通過した日射熱が反射され、再びインクを通過して、日射熱が再び吸収されます。この結果、インクの日射吸収率は1.5倍となる可能性もあります。
おしらせ
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